日記(２０２１年１１月）

１１月　１日（月）　選挙とカネ。　昨日衆議院選挙が行われましたが、結果は報道されている通りです。この結果がどうのこうのと言う話ではなく、選挙とカネにまつわる話をしてみます。今回立候補した方は１０５１人で、当選された方は４６５人です。この選挙を行うにあたって幾ら税金が使われたのか、総務省の資料によりますと前回２０１７年の時は約６００億円掛かったそうです。このほとんどは自治体における投開票に関わる費用だそうです。それ以外には政見放送に関わる費用だとか、候補者用無料乗車券の発行だとかがあります。今回も同じ様な費用が掛かっているでしょうから、立候補者一人当たり５７００万円なんです。これでこの投票率約５６％と言うのは考え物ですね。

１１月　９日（火）　野党のあり方。　日本維新の会と国民民主党は、幹事長・国対委員長会談を国会内で会談しました。国会対応や政策面での連携対応を確認し、立憲共産党等との野党共闘との違いを明確にしました。この様な動きは歓迎すべき事だと思います。ただ単に政府を批判し何でもかんでも反対するだけ、そして目先の票欲しさに基本的な立場の違う共産党とも手を組む。こんな事が普通の国民から評価される訳が無いと言う事すら、判らない人達を誰が支持するんでしょうか。日本の政治の悲劇は、まともな野党が育っていない事だと思っていました。でもこの２党には野党としてのあるべき姿を示してもらいたいと思います。期待しています。

１１月１４日（日）　岡嶋二人さん。　ミステリ作家の徳山諄一さんが亡くなられたとの事。徳山さんは井上泉さんとともに、「岡嶋二人」名義で多くのミステリ作品を発表してきました。二人は１９７５年にコンビを結成し、江戸川乱歩賞を始め多くの賞に輝いております。名前の由来は「おかしな二人」からとされており、プロットを徳山氏が担当し執筆が井上氏だと言われています。誘拐をテーマにした作品が特に高い評価を受けており、「人さらいの岡嶋」とか「誘拐の岡嶋」なる名誉ある名前で呼ばれる事も多いです。二人の作品は全て読んでおりますが、とにかく斬新な作品が多いです。なかでも「９９％の誘拐」、「クラインの壺」、「そして扉が閉ざされた」が特に素晴らしい。ご冥福をお祈りいたします。

１１月２１日（日）　東京フィル。　今日あきる野市のキララホールで行われた、フレッシュ名曲コンサートを聴きに行ってきました。東京フィルハーモニー交響楽団、指揮：大井剛史さん、ヴァイオリン：佐々木つくしさんでした。曲目はベートーヴェン作曲ヴァイオリン協奏曲ニ長調と、ドヴォルザーク作曲交響曲第９番ホ短調「新世界より」でした。メジャーな曲は聴いていて安心感ありますし、なかなか迫力のある演奏が楽しめました。このホールは７０２席あるのですが、新型コロナの関係でグループの間は席が空けられていました。いつまでこんなのが続くんでしょうね。それはそうと、咳をする方が目立ちました。コンサートホールでは響くんですよね。アンコール曲はスラブ舞曲第１０番でした。

１１月２２日（月）　立憲代表選。　どうでもいい事なのでコメントする気も無かったのですが、やはり見ていると言いたくなるものなので一言。逢坂誠二氏、小川淳也氏、泉健太氏、西村智奈美氏の４氏が立候補している立憲民主党の代表選。先の総選挙の総括は、共産党との関係をどうするのか。肝心な事は何も言わず（言えず）、抽象的な政策（とも言えないのですが）や政府の批判をしているだけに思えます。そもそも党首選と言うのは、１７時以降にやる物だったのではないのでしょうか。政府の批判だけして対案が示せない体質を変えない限り、この党に未来は無いですよ。国民民主や維新に飲み込まれて終わりではないのでしょうか。連合も早く見限るべきでは。

１１月２９日（月）　オミクロン株。　新型コロナウイルスの新たな変異ウイルス「オミクロン株」が確認されたとの事。南アフリカ等で確認されており、日本政府は全世界からの外国人の入国停止を発表。迅速な対応、いいですね。それはさておき前から疑問に思っていたのですが、何故ギリシャ語を使うのか。調べてみたのですが良く判りませんでした。ですのでちょっとギリシャ語のお勉強。α（アルファ）、β（ベータ）、γ（ガンマ）、δ（デルタ）、ε（エプシロン）、ζ（ゼータ）、η（イータ）、θ（シータ）、ι（イオタ）、κ（カッパ）、λ（ラムダ）、μ（ミュー）、ν（ニュー）、ξ（クシー）、ο（オミクロン）、π（ヒー）、ρ（ロー）、σ（シグマ）、τ（タウ）、υ（ユプシロン）、φ（ファイ）、χ（カイ）、ψ（プサイ）、Ω（オメガ）。ふーん。

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