表コースから見た篭ノ登山

　今回何時ものメンバー４人で鹿沢山荘のワークを、８月９日から行いました。今回は水道設備の改修が主な目的だったのですが、小屋の屋根裏にスズメバチが巣を作ってしまいその対応をまず行いました。ハチが出入りしている場所が２ヵ所ある事が判り、そこを塞いだうえで屋根裏でバルサンを焚いて駆除しました。後は草刈りをしたり布団を干したり。まあ９日１０日で作業は終わったので、１１日は浅間山の外輪山である黒斑山に登る事にします。４人の内一人は家の都合で帰宅してしまったので、３人で登ります。私は何度も登った事があるのですが、残りの二人は初めてとの事。

　地蔵峠から車坂峠への林道が通れるのは、午前７時から午後５時までです。７時前に山荘を出て地蔵峠から高峰温泉のある車坂峠に向かいます。着いたら車坂峠の駐車場はほぼ満車状態で、何とか端っこの方に車を停めます。登りは表コースを。緩やかに登り一旦下ってから登り返すと、開けた場所に出ます。ここからは雲海の上に蓼科山から八ヶ岳が綺麗に見えます。ここにはコマクサがありましたが、花の時期は少し過ぎてしまったようです。でもリンドウなどの花は結構咲いていました。角材で作られた階段状の急登を上り詰めると、避難小屋が近くにある槍ヶ鞘に到着します。浅間山の噴火確認用のカメラから延びるケーブルが道の脇にあります。

雲海の彼方に八ヶ岳

浅間山の外輪山

　ここからは稜線歩きになりますが、やはり目の前にある大きな浅間山の景色が素晴らしい。トーミの頭辺りから見るのが一番でしょうか。草すべりへの急な道が分かれますが、昔この道を何度か登りました。誰かが言っていましたが、草すべりのあたりは鹿と熊が覇権争いをしているそうです。まあ鹿だったらいいですけど、熊はちょっとなあ。この湯ノ平からＪバンドを経て浅間山の外輪山をぐるっと回るコースを何時かは行こうと思っているのですが、未だ果たせておりません。２４０４ｍの黒斑山に到着しますが、蛇骨岳方面に向かう方も多いみたいです。今度はちゃんとした装備で一周コースを回りたいですね。下りは中コースを降り、小諸でお蕎麦を頂いて帰りました。

トーミの頭から見た浅間山