鹿沢山荘内のカマド部屋

　１４日は今年４回目の鹿沢山荘です。２ケ月前の山荘ワークでは壊れてしまった道を新しくしたのですが、新しい道と橋は今日初めて歩く人達にも好評でした。さて今回のテーマはカマド部屋の復活です。山荘にはプロパンガスやカセットコンロ等があり普通はそちらで食事を作るのですが、薪を燃やして食事が作れるようにカマドが用意されています。昨年はずっと使っていなかった外のカマドを復旧させたのですが、今回は山荘内部にあるカマド部屋の整理を行います。

　台所の横の小部屋にカマドが作られているのですが、ずっと使用されておらずほとんど物置状態でした。今回部屋の中を整理しカマドが使えるようにしました。そしてカレーを作って食べたのですが、やはりカマドで作った食事は美味しいです。最近の若い人（って言っちゃいけないんですが）は、薪を割るのも火を熾すのも慣れていません。あまり口出しはしない様にと思っていたのですが、ついつい口出してしまいました。まあ何事も経験ですので、その助けをできればいいんですよね。

鐘分岐付近から見た湯ノ丸山

　そして今日１５日は湯ノ丸山に若い人達と登ります。５パーティーに分かれて幾つかのコースから登るのですが、地蔵峠から往復する３人パーティーにくっついて登ります。まあ若い人達はトレーニングも兼ねて、テントの入った大きなザックで登ります。それでも私達高齢者チームは、着いて行くのがやっとでした。昨日のカマドでは若い人達への文句を書いてしまったのですが、今日は彼らが頼もしく思えました。

　鹿沢山荘を後にして、車で地蔵峠まで向かいます。ここから湯ノ丸スキー場のゲレンデを登り、鐘分岐で一休み。ここからも急登が続きますが、振り返ると浅間山が姿を現すようになります。左には蓼科山と八ヶ岳から富士山、奥秩父の山々、右には白くなった上越国境の山々が見えてきます。そして湯ノ丸山の頂上に到着すると、烏帽子岳の後に真っ白な北アルプスが望めます。素晴らしい景色です。根子岳と四阿山も間近に望めます。２年前の冬には、根子岳の山頂からスキーで滑り降りたんですよね。

烏帽子岳と北アルプス

後立山連峰

湯ノ丸山南峰からの根子岳と四阿山