早池峰山の頂上付近

　登り始めは樹林帯の中の緩やかな登り。木に一斗缶がぶら下げられており、木の棒で叩くようになっています。クマ除け何でしょうけど、最近はクマによる事故が多いので気になります。５００ｍほど進むといきなり森林限界を越えます。ハイマツがやたらと低く本当に這っているようです。それとともに急な登りに変わります。天気は青空が少し見えているものの、雲が多くあまり展望は期待できそうにありません。この山はハヤチネウスユキソウで有名ですが、それ以外にもタカネナデシコ等の高山植物が目立ちます。ひたすら急な登りを続けて行くと、急なハシゴが現れて頂上稜線に出ます。ここからは木道が多い道を登って頂上を目指します。程なく避難小屋のある頂上に出ます。

　かなりガスが濃くなってきて、周りの景色は見えません。この山は携帯トイレの使用が推奨されていますので、必ず持っていきたいですね。頂上の小屋には監視の人がいて、携帯トイレも販売されていました。予定より早く頂上に着いてしまったので、お昼ご飯を食べずに下山します。降りてから１０分程したら、いきなり雨が降り始めました。雨具を付けて降りますが物凄い雨で、道が川になってしまいました。小田越に着くころには雨も小降りになりましたが、それでも時々強く降り山の上では雷もなっていました。監視小屋に入れてもらって雨宿りしながら昼食のカップ麺を食べながら妻Ｍの迎えを待ちます。

　今日はここから八幡平の松川温泉の峡雲荘に泊まりますが、ここの温泉が白濁していて素晴らしいです。料理もホロホロ鶏の鍋など美味しかったです。翌日は茶臼登山口から八幡平に登ろうと思っていたのですが、天気が悪いので車で頂上の駐車場まで行き付近を散策する事にします。こちらもあまり天気は良くなかったのですが、まあまあ八幡平を楽しめました。Ｂちゃんとは盛岡の駅で別れ、私と妻Ｍは平泉の中尊寺を観光してから帰りました。