２００４．０７．１８　鹿沢　池の平

７月１８日（日）　晴れ　地蔵峠（０９：３０〜１０：４０）池の平入り口（１１：２０〜１２：００）池の平湿原（１２：００〜１２：２０）池の平入り口（１２：４０〜１３：２０）地蔵峠

　昨日は久し振りの同窓会で盛り上がり、目が覚めたら朝８時。お風呂に入って朝食を食べたらＴ橋さんが山小屋から紅葉館に到着。用があって帰ると言うＦ崎君と別れて車で地蔵峠へ。東京では連日猛暑が続いているが、さすがにこちらは涼しい。今日は懐かしいメンバーで懐かしい場所を歩こうと言う事で、池の平周辺を歩く事になっている。池の平から高峰温泉に至る林道は交通規制されていて一般の車は入れない。その代りシャトルバスが運行されていたが、我々ワンゲルメンバーは当然の如く歩いて登る。湯の丸スキー場のゲレンデは、昔新人養成合宿の最終日に歩いた、特に懐かしいコースなのだが、行ってみたら何と道が無い。でもそんな事にメゲル事無く、草をかき分け登っていく。

　リフト終点付近で林道と出会うが、ボンは車酔いの為か体調が悪そう。Ｋ本はここでキジ撃ちに出掛けたが、たまたま通りかかったシャトルバスの乗客にキジ撃ち現場を見られたそうな。「どうも見苦しい物を見せてしまいまして申し訳ございません。本人になり代わりましてお詫び申し上げます」。それにしても、必ず何らかのネタを提供してくれる奴だよなあ、Ｋ本は。ここからは普通の道を登って池の平入り口に到着。バスがかなり頻繁に往復しているようで、かなりの登山客（＋観光客）が居る。この池の平と言うのは、湯の丸山から地蔵峠を経て篭ノ登山に至る途中の一帯で、湿原状になっておりいくつものハイキングコースがある。

　時間切れで帰るＫ本と別れ、三方ヶ峰方面を歩く。この時期このコースを歩くのは初めてだったが、高山植物の多いコースだ。名前を知っているだけでも、ハクサンフウロ、ノハナショウブ、マツムシソウ、ウスユキソウ、タカネナデシコ、ニッコウキスゲ等があり、名前を知らない花を含めるとかなりの種類が見られる。でも一番有名なのは高山植物の女王とも呼ばれる「コマクサ」であろう。ちょうど見頃だったが群生地は鉄の網で囲まれ、さながら動物園の檻の中の動物を見ている雰囲気だ。自然保護の為しょうがない気はするが、ここまでしなくてはいけないのだろうか。かなり憤りを感じる。写真撮影用に穴が開いているのはご愛嬌か。

　池の平湿原は木道がつけられているが、道の周りには池塘はなくあまり湿原らしくなく花も少ない。一旦バス停になっている入り口まで戻って地蔵峠に下山。私とＴ橋さん以外は、今日山登りをするつもりなど全くなかったので、靴もザックも何も無くどうもご苦労様でした。来年は是非鹿沢の山小屋に泊まって、烏帽子か篭ノ登あたりを登りましょう。


池の平のコマクサ